来庁の女性50人の個人情報悪用 桑名市職員を懲戒免職
来庁した女性約50人の提出書類から個人情報を控え、私的に連絡したとして、三重県桑名市は30日、障害福祉課の男性主事(24)を懲戒免職処分にした。桑名署が市個人情報保護条例違反の疑いで調べている。
市によると、男性主事は入庁3年目で独身。一昨年夏から今年6月にかけ、課で受けた申請書などから10代後半~20代前半の女性の名前や電話番号を控え、自宅から知人や同級生を装って電話していた。
十数人と通話して3人と会い、うち1人と交際していたという。約50人の女性たちにはいずれも、何らかの障害があった。
不審に思った1人が7月、署に相談。署から連絡を受けた市が調査していた。市の聴取に、主事は「最初はいたずらのつもりだった。誰かと話をしたかった」と認めたという。
市は上司の保健福祉部長を懲戒戒告、障害福祉課長を訓告の処分にした。伊藤徳宇市長は「不祥事防止対策を徹底し、市民の信頼を1日も早く回復できるよう尽くす」とコメントした。
(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016113090204158.html