あのアメリカですら自国国旗の焼却が禁じられていない理由
答えは単純です。国旗国歌というのは対外的にその国家の名誉を代表する一方で、
国内的には思想信条の統制や政治的な権力への従属を強いることに使ってはいけないからです。
民間を含む外交局面においては自他の国旗国歌は尊重されなくてはならないが、純粋に国内政治の局面においては、
国旗国歌の持つ権威を政治的な圧力や示威の道具とすることはできないという考え方、そのような言い方もできると思います。
日本の法律においても外国の国旗を損壊した場合にはこれを罪に問う法律があります。当然だと思います。
ですが、この法律は自国国旗には適用はされません。これも当然です。
日本の領土内において、外国国旗の損壊は外交問題になりますが、自国国旗の損壊は国内問題であり、
国内問題の解決においては言論の自由や思想信条の自由は優先されるべきだからです。
冷泉彰彦
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2012/03/post-415.php
これがとても分かりやすい