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快進撃のイレブン襲った悲劇=大舞台直前、悪夢に-コロンビア墜落事故:時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016113000076&g=spo
南米コロンビア中部メデジン近郊で28日に起き、75人が死亡したチャーター機墜落事故では、ブラジルのサッカーチーム「シャペコエンセ」の主力選手の大半が犠牲になったとみられる。弱小と見なされていたチームが快進撃の末、ビッグタイトルにあと一歩まで迫ったところで見舞われた悲劇。関係者の間にショックが広がっている。
AFP通信などによると、チャーター機の乗員は事故前、「電気系統の不具合」が起きたと地上に伝えていた。同機は着陸予定時刻の約5分前、海抜3300メートルの山岳地帯に墜落。救助隊員らは悪天候のためヘリコプターを使えず、30分以上歩いて現場に到着した。コロンビア当局は29日、飛行記録を収めたブラックボックスを発見したと明らかにした。
シャペコエンセはブラジル南部シャペコを本拠地とする地域密着チーム。1部リーグに2014年に復帰したばかりで、今季はJ1神戸をかつて指揮したカイオ・ジュニオール監督の下、J1C大阪などに在籍していたFWケンペス選手らの働きもあって躍進した。南米のクラブチームが戦うコパ・スダメリカーナ(南米杯)という大舞台でも、準決勝で強豪を下し、チーム史上初めて30日の決勝第1戦に臨むはずだった。
突然の災厄に、シャペコの市長は「夢がまったくの悪夢に変わってしまった」と嘆息。事故を起こした機体を数週間前にアルゼンチン代表チームの一員として利用したというFWメッシ選手は、ツイッターで「シャコピエンセのメンバーの家族、友人、ファンに哀悼の意を表する」と述べた。
スポーツ界では、これまでもチームに壊滅的打撃を与える事故があった。1958年、ドイツ・ミュンヘンで、イングランドのサッカーチーム、マンチェスター・ユナイテッドのチャーター機が離陸に失敗し、主軸8人が死亡。61年には、ベルギーで発生した旅客機事故で、フィギュアスケートの米代表チーム18人全員が命を落とした。