本の街・神保町で岩波書店発行の書籍を中心に取り扱っていた「岩波ブックセンター」(東京都千代田区)を運営する信山社(同)が25日、東京地裁から破産手続き開始の決定を受けた。負債総額は約1億2700万円。
岩波書店や東京商工リサーチによると、岩波ブックセンターは1981年、岩波ホールに隣接する岩波書店アネックスに入居。当時は岩波の関連会社が運営していたが、2000年に岩波とは資本関係のない信山社が引き継いだ。同店のホームページでは「硬派出版社の新刊本・既刊本にこれだけ出会える書店は、他に例はない」とするなど「専門書の専門店」として知られてきたが、同社会長で長年同店主を務めてきた柴田信さんが10月に86歳で亡くなり、今月23日から休業していた。今後、破産管財人が債権者集会を開いて整理を進めるという。
ソース
http://www.asahi.com/articles/ASJCX5RZHJCXUCVL02Q.html