「関東甲信の皆さまにお願いです。雪が降ったら雪結晶の写真を撮ってください」――気象庁の荒木健太郎研究官が11月24日、Twitterでこんな呼び掛けをしている。なぜ、雪結晶の写真が必要なのか。
関東甲信では24日、各地で雪が降り、東京都心では11月としては54年ぶりに初雪を観測。交通機関が乱れたり、路面が凍結したりと影響が出ている。荒木さんによれば、こうした降雪のメカニズムを解明し、天気予報の精度向上に役立てるために、雪の結晶の写真が必要だという。
降雪が比較的少ない関東甲信は、積雪の観測地点が少ないため、観測例がほとんどなく「学術的な価値がある」(荒木さん)という。荒木さんは、都心で27センチの雪が積もった2014年2月の豪雪をきっかけに、関東甲信での降雪メカニズムを研究。大気の状態などによって変わる雪の粒子を分析することが「雪を降らせる雲の構造や低気圧の特徴を把握するために重要」で、実態の解明につながると述べている。
雪結晶は「黒や青の生地を背景に、大きさが分かるものと一緒に撮ってほしい」と荒木さんはツイート。スマートフォンの接写できれいに映るという。写真は撮影時刻と市町村名とともに、ハッシュタグ「#関東雪結晶」を付けて投稿するか、ダイレクトメッセージで送ってほしいという。
以下ソースで
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1611/24/news094.html