22日の地震で震度5弱の揺れを観測した福島県いわき市では東日本大震災の津波で被災した人たちが暮らす災害公営住宅の壁などにひび割れが見つかり、補修工事が検討されています。
22日午前5時59分ごろ発生した福島県沖を震源地とする強い地震で、いわき市では震度5弱の揺れを観測しました。
いわき市平薄磯にある、東日本大震災の津波被害で移転してきたおよそ100世帯・230人が暮らす災害公営住宅では、22日の地震のあと、敷地内の地面や建物にひび割れが見つかりました。
このうち敷地内の公園では、土の地面におよそ10メートルにわたって細い亀裂が入り、立ち入りを禁止するロープが張られています。
また、舗装された地面にも数メートルほど、建物の壁にも数十センチほどのひび割れが見つかりました。
災害公営住宅の自治会長によりますと、地震の強い横揺れで被害が出たと見られるということで、今後、補修工事を検討するということです。
自治会長の大河内喜男さんは「建物自体にすぐに問題はないと思うが、壁の亀裂は危険だし不安は残ります。次に大きな地震が来たとき大丈夫なのかと心配な住民もいると思う」と話していました。
気象庁は、今後、1週間程度は、最大で震度5弱程度の地震や津波のおそれがあるとして、十分注意するよう呼びかけています。
ソースに映像あり
災害公営住宅 地震でひび割れ - NHK福島県のニュース
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054648961.html