【リマ=共同】コロンビア第2の都市、中部メデジンで19日、日本人男性が殺害された事件で、一橋大は21日、
死亡したのは社会学部4年生の井崎亮さん(22)と発表した。
井崎さんは千葉県船橋市在住で、来年の3月末まで休学中。発展途上国を中心に世界を旅行していたという。
在コロンビア日本大使館は井崎さんの家族と連絡を取るとともに、事件の詳細を確認している。
事件は19日午後4時ごろ発生。
歩いていた際に2人組に携帯電話などを奪われた井崎さんは犯人を追い掛け、
追い付いた際に撃たれた。銃弾2発を受けたという。
井崎さんは19日にメデジンに到着し、市内のホテルに宿泊していた。
ホテルによると、食料品などを買うために外出して被害に遭ったという。
メデジンはかつて麻薬組織メデジン・カルテルの拠点として知られ、治安は世界最悪ともいわれた。
しかし、近年は改善し、地元メディアによると、1991年に人口10万人当たり266件だった殺人件数は
2015年には20件に減った。外国人が殺害されたのは今年4人目という。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG21H3Y_R21C16A1000000/