韓国がユネスコ(国連教育科学文化機関)に推薦していた「済州の海女文化」が、無形文化遺産に登録される見通しになった。日韓共同での登録を目指す動きもあったが、日本側の申請作業が進まず、韓国の単独登録の予定となった。
女性が素潜りでアワビやサザエなどを採る文化は、世界で日本と韓国・済州島にしかないとされる。三重県の自治体や海女らでつくる「海女振興協議会」(三重県鳥羽市)は2009年から、日韓の海女らが集う「海女サミット」を開催。共同で無形文化遺産登録を目指す動きもあった。
だが、国内で海女文化は国の文化財指定を受けておらず、韓国が12年にユネスコに単独申請。事前審査をしていた評価機関が今年10月31日、「登録」を勧告した。11月末から12月初めにエチオピアである政府間委員会で登録が正式に決まる予定だ。
海女振興協議会会長の石原義剛…
こちらは有料記事です。無料登録すると1日1本記事をお読みいただけます。
残り:255文字/全文:610文字
http://www.asahi.com/articles/ASJC25DP5JC2UCVL01P.html