電通、複数社員が残業時間を過少申告
TBS News i 2016年11月8日 12時11分 (2016年11月8日 14時30分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20161108/Tbs_news_73853.html
大手広告会社の電通が社員に違法な長時間労働をさせたとして強制捜査を受けた問題で、社員が申告した残業時間が会社にいた時間よりも大幅に少ないケースが複数あったことがわかりました。厚生労働省は、労務管理に問題があったとみて、幹部らの事情聴取を行う方針です。
厚生労働省は、電通が去年過労自殺した新入社員の高橋まつりさんを含む複数の社員に違法な長時間労働をさせた疑いがあるとして、7日、労働基準法違反の疑いで東京本社や3つの支社に家宅捜索に入りました。
その後の取材で、社員が会社に申告した残業時間が会社に出入りした記録から計算した時間よりも大幅に少ないケースが複数あったことがわかりました。厚生労働省は、残業時間の過少申告が社内で広く行われていた可能性があるとみて、押収した勤務記録などを調べています。
「今後、書類送検を視野に入れつつ、まずはしっかりと捜査を尽くしていかなければならない」(塩崎恭久厚生労働大臣)
厚労省は今後、電通幹部らの事情聴取も行う方針です。(08日11:15)