TPP=環太平洋パートナーシップ協定の承認案の強行採決に言及し、謝罪したばかりの山本農林水産大臣が、今度は「冗談を言ったらクビになりそうになった」と発言し、自民党は2日、予定していた委員会の採決を先送りしました。
Q.1日夜の発言で野党からの反発が予想されますが、一言いただけませんでしょうか?
「ご迷惑をかけました」(山本有二 農水相)
2日朝、頭を下げながら役所に入った山本農林水産大臣。最初の問題発言は2週間前でした。
「私は内心思っております。強行採決するかどうかは、この佐藤勉さんが決めるんだと。ですから私は、はせ参じたわけでございます」(山本有二 農水相、先月18日)
自民党議員のパーティーでTPP承認案の「強行採決」に言及し翌日謝罪。ところが、今月1日、この発言について、別の議員のパーティーで次のように述べたのです。
「こないだ冗談を言ったらクビになりそうになりまして」(山本有二 農水相)
この新たな問題発言について、菅官房長官は本人に再び厳重注意しましたが、一夜明けた2日、与野党双方から批判の声が上がりました。
「そういう不誠実な言動の積み重ねが安倍内閣の体力を奪っているんだと、しゃべってすぐわびるんなら、しゃべるなということを申し上げたいね」(公明党 漆原良夫 中央幹事会会長)
「『冗談を言ったらクビになりそうになりまして』、どういうお立場の発言なのか、ちょっと理解不能です」(民進党 蓮舫 代表)
民進党など野党4党は午前、国会対策委員長が会談し、山本大臣の辞任を求めることで一致しました。
以下ソースで
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2905872.html