「援助交際」の謝礼に自作の偽造1万円札を手渡したとして、愛知県警は岐阜県大垣市の20代の僧侶の男を通貨偽造・同行使の疑いで逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。容疑が固まり次第、26日にも逮捕する。
捜査関係者によると、僧侶は昨年、自身が勤める大垣市内の寺のプリンターで、1万円札を偽造。インターネットなどを通じて知り合った名古屋市内の18歳未満の少女に対し、岐阜市内のホテルで今年3月、この偽札を手渡した疑いが持たれている。
僧侶は少女との「援助交際」の見返りに、現金数万円を渡す約束をしていたという。偽造紙幣を受け取った少女が名古屋市中村区内で使おうとしたが使えず、不審に思った少女の知人が県警に連絡して発覚した。
大手コピー機メーカーなどによると、コピー機やプリンターの大半は偽造防止機能があるため紙幣のコピーはできないが、今回は防止機能のない機器が使われたとみられるという。
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