Amazon.co.jpで誰もが無料で紙の書籍を出版できる「著者向けPOD出版サービス」、インプレスR&Dが開始、5000円でISBN発番も可能
岩崎 宰守 2016年10月26日 13:00 (インプレス)
株式会社インプレスR&Dは26日、Amazon.co.jpの提供する「プリント・オン・デマンド(POD)プログラム」(以下、Amazon POD)を利用した紙書籍の出版サービスを著者個人に提供する「著者向けPOD出版サービス」の提供を開始した。書籍を1部単位で印刷・製本・販売できるもので、登録料・利用料は無料。
インプレスR&Dでは、PODを活用した無在庫販売による出版サービス「NextPublishing」を2012年3月に開始しており、Amazon PODの正式な取次社となっている。その後、2015年4月には、POD流通部分を出版社向けに提供開始。さらに2015年10月には、対象を出版社以外の企業や学校などの団体へと拡大していた。
著者向けPOD出版サービスは、この対象を著者個人へとさらに拡大したもの。個人で保有するPDFデータをアップロードし、書誌情報をフォームに入力するだけで、最短1週間程度でAmazon PODを通じて書籍を販売できる。PDFデータの版面のサイズや余白などが、Amazon PODの仕様に沿っているかを確認できる機能を備えているのも特徴だ。
少部数しか販売が見込めず商業ベースに乗りにくいようなコンテンツはもちろん、絶版となった作品、あるいは絶版になったまま出版社側ではPOD用のデータを用意するコストさえもかけられずに死蔵されてしまっている作品の原稿や、ネットメディアなどの連載を著者自身が再構成・書籍化するなど、著者の保有するコンテンツを紙の書籍として販売できるため、「著者自身の判断で、出版社を経由しない新しい出版を実現する」としている。
(続きは以下ソースより)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1026724.html