欅坂46の衣装がナチスそっくりと炎上! ウケ狙いだけで「ファシズム」「軍服」を安易に取り入れる"秋元康"的手口
リテラ 更新日:2016/10/26 (酒井まど)
(一部抜粋)
デビューシングル「サイレントマジョリティー」が初週26万1580枚を売り上げ、女性アーティストのデビューシングル初週売り上げ歴代記録を塗り替えるなど、いま最も勢いのある欅坂46。
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問題とされているのは、今月22日に横浜アリーナで行われたライブイベント『PERFECT HALLOWEEN 2016』で披露された衣装。全員お揃いの黒いワンピースだったのだが、それは明らかに軍服をモチーフにしたものだった。
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このように無自覚にナチス風のデザインを取り入れたために、発売中止など大きな問題になったケースは少なくない。
ナチスの軍服のデザインがかっこいいから仕方ないというような声もよくあるが、そもそもヒトラーはそうした様式美や芸術を大衆の煽動にいかに利用するかを緻密に考えており、当時もまさに「カッコいい」と憧れて入隊する若者がいたわけで、そうしたものを「カッコいい」と感じてしまう感覚自体に慎重であるべきだ。
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実は、そのことは衣装スタッフ自身が認めている。「BRODY」(白夜書房)16年5月号のインタビューに対し、同曲の衣装のデザインと制作を担当した尾内貴美香氏はこのように答えている。
「今回は最初から曲も振付も軍隊っぽい感じを取り入れたいから、カワイイ感じじゃなくてもいい、尾内さんがカッコイイと思う衣装を作ってくださいと言われました」
「いろんな軍服を調べました。それこそ世界各国の軍服から、軍隊をテーマにしたアニメまで。かつ欅坂46のテーマカラーはグリーンなので、それを基調にしようと。ただ、軍服的なグリーンだと重々しく見えてしまうので、顔映りがキレイになるようなブルーグリーンにしたんです」
つまり、「軍隊っぽいカッコいい感じ」というのが、そもそも欅坂のコンセプトになっていたのだ。
(全文は以下より)
http://lite-ra.com/2016/10/post-2646.html