調査報道メディア「プロパブリカ」が報じた、グーグルのプライバシーポリシー変更を巡る記事が話題になっている。
これまでグーグルは、ユーザーのプライバシー保護のため、傘下の広告サービス「ダブルクリック」が持つクッキーによる(個人が特定されない)ネット閲覧履歴と、グーグル本体のアカウントの個人情報の間には"壁"を設け、ユーザーの同意なしには結びつけない、と表明していた。
だが今年6月末に行われたポリシー変更により、この"壁"がいつの間にか消えていた、と「プロパブリカ」は指摘している。
これによって、閲覧履歴と個人情報がひも付けられ、広告配信のパーソナル化に利用されているという。
グーグルはこの時、「新機能の追加」という名目でユーザーの「同意」を求める「オプトイン」の体裁はとっており、私を含め、中身をよく吟味しないで「同意」ボタンを押したユーザーは多そうだ。
フェイスブックのように、すでに個人情報とネット上の行動履歴をセットで活用するソーシャルメディアが席巻する中で、グーグルとしては"遅れ"を挽回する狙いのようだ。
9年前のダブルクリック買収当初、プライバシー侵害への懸念の声が上がり、連邦取引委員会(FTC)も調査に動いた経緯からすると、大きな方針転換であることは間違いない。
そして、あまり評判はよくない。
「気持ち悪い」と感じるユーザーは、今からでも、「オプトアウト」は可能だ。
以下ソース
http://www.huffingtonpost.jp/kazuhiro-taira/google-individual-data_b_12617094.html