韓国のハイテク覗き魔調査
https://www.yahoo.com/news/trail-south-koreas-high-tech-peeping-toms-051926809.html
October 18, 2016
女子トイレの空室に入って、Park Kwang-Mi は手に持った検出器を、便座、トイレットペーパーホルダー、
ドアノブ、それから天井の換気穴までかざしていった。
「女性が用を足すところを撮影するカメラが存在しないことを確かめるのが私の仕事です」
ソウルのとある博物館の公衆トイレを数十室、同じように検査したあと、49歳の彼女は言った。
「こんなものを見たがる人がいるのは変ですが…でも女性が安心するためにこれが必要なのです」
と彼女はAFPに言った。
ソウル市全女性「隠しカメラ狩り」隊の一員として、Park は「molka」つまり「隠しカメラ」ポルノとの闘いの
最前線にいる。
韓国は超高速ブロードバンドから最先端スマートフォンまで、その技術力を誇りにしている。五千万人の人口のうち
90%がスマートフォンを持っている――これは世界一の所有率だ。
しかしその文化はまた、技術力を持った覗き魔たちを生むことになった。いまだに男性優位の、女性の権利に関しては
低成績の国で。
多くの人が特別なスマートフォンアプリを使い、地下鉄のエスカレーターに乗ったり机に座ったりするときに
女性のスカートを撮影する。盗撮カメラを使って更衣室や個室トイレを撮影する。
そしてその映像は、インターネット上にある数多くの molka 専門サイトで共有されることもある。
このような行動があまりに蔓延しているので、韓国で売られるスマートフォンのすべての製造者は、
撮影時にデバイスのカメラから必ずうるさいシャッター音が出るようにすることを義務付けられている。