日本の陸上自衛隊も国連のPKO=平和維持活動に派遣されているアフリカの南スーダンで、政府軍と反政府勢力の激しい武力衝突が起き、双方で少なくとも60人の兵士が死亡したと伝えられていて、各地で治安の悪化が懸念されています。
AP通信などによりますと、南スーダン北部の都市マラカル近郊で、14日から15日にかけて、政府軍と反政府勢力の間で激しい武力衝突が起きました。この衝突で、反政府勢力の兵士少なくとも56人と、政府軍の兵士4人が死亡したということで、政府軍の報道官は「反政府勢力側が先に攻撃を仕掛けてきた」と非難しています。
南スーダンではことし4月、暫定政府が樹立され和平に向けた動きが本格化しましたが、7月には首都ジュバで政府軍と反政府勢力の戦闘が再燃し、多数の死傷者が出る事態となりました。今月に入っても南部で襲撃事件が起き21人の市民らが殺害されていて、国連のPKOのUNMISS=南スーダン派遣団が、政府軍と反政府勢力の双方に直ちに暴力行為を停止するよう要請したばかりでした。
UNMISSには陸上自衛隊も派遣されていることから、今月8日には稲田防衛大臣が首都ジュバの自衛隊の宿営地を視察し、首都の治安は落ち着いているとの見方を示しましたが、各地で武力衝突が相次ぎ治安の悪化が懸念されています。
ソース
自衛隊派遣の南スーダンで武力衝突 60人死亡 | NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010733421000.html
(´・ω・`)見出し等で「衝突」を使っているけれど、記事内で「戦闘が再燃」って書いちゃったね