自民、改憲草案は「歴史文書」
柔軟姿勢で協議狙う
2016/10/14 19:23
自民党は憲法改正論議を巡り「復古的」との批判がある2012年の党憲法改正草案を「その時点での歴史的な公式文書」と位置付けることで、国会での議論を前進させるよう民進党などに要請する方針だ。「その時点」「歴史」との言葉を使い、現在はこだわらないとの柔軟な姿勢を強調し、野党側との協議へ環境整備を図る狙いがある。ただ民進党が求める撤回には応じない。党関係者が14日、明らかにした。
保岡興治・党改憲推進本部長が18日の同本部会合で「歴史的公式文書」とする考えを説明する予定だ。民進党は自民党草案の内容を検証するとしており、あくまで問題視する構え。
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