安倍晋三首相(自民党総裁)が衆院東京10区補欠選挙(11日告示、23日投開票)の党公認候補を応援するため、16日に小池百合子東京都知事とともに街頭演説を行う方向で調整していることが5日、分かった。
10区補選には、7月の都知事選で党の方針に反して小池氏を支援した若狭勝衆院議員(比例東京)が出馬する。首相は小池氏との“共演”で勝利を目指す考えで、党都連との間でしこりが残る小池氏との融和をアピールする狙いもある。
一方、小池氏は鳩山邦夫元総務相死去に伴う衆院福岡6区補選(東京10区補選と同日程)に、無所属で出馬する鳩山氏の次男で前福岡県大川市長、二郎氏の応援に入る。10日に同県久留米市などで街頭演説を行う。鳩山氏側が5日発表した。小池氏は自民党議員時代、環境問題などを通じ邦夫氏と交流が深かった。
6区補選には党福岡県連が議員秘書の蔵内謙氏の公認を申請したが、党本部はいずれも公認しない方針を決めている。
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