アメリカ・ミズーリ州に住むエディー・シムズさんは、102歳にして初めて「人生のやりたいことリスト」の一つ、「手錠をかけられてパトカーに連行される」という夢を叶えた。
しかし、パトカーが向かった先は警察ではなかった。到着したのは、セントルイスにある高齢者センター。警察官たちがシムズさんを出迎え、エスコートする様子が、地元のテレビ局KPLRで報じられ。
実はシムズさんは、この高齢者センターに入居している人たちのために、これまで何年も手作りグッズを贈ってきた。センターのマイケル・ハワード事務局長は「歩行器につけるバッグや、メガネ入れ、枕、スカーフといった品々を、ボランティアを通してセンターに寄付してくれた」とハフポストUS版に話した。
しかし、センターの入居者たちは一度もシムズさんに直接会ったことがなかった。
ボランティアの1人に警察官の友人がいたことがきっかけで、パトカーでシムズさんをセンターまで連れて行こうという話がまとまった。102歳になるまで一度もパトカーに乗ったことがなかったシムズさんは、それを聞いて大喜び。こう答えたそうだ。
「パトカーに乗せてもらえるなんて、素晴らしいわ。よかったら手錠もかけてくれないかしら?」
願い叶って、手錠もかけてもらえたシムズさん。パトカーの中では堂々とふるまっていたそうだ。ハワードさんはその時のことをこう振り返る。
「外に警察官を見つけると、エディーは両手を上げ、手錠がかかっていることを見せました。本当に素敵な女性です」
センターで、シムズさんはビンゴを楽しみ、手作りの靴下とスカーフをその場にいる人たちにプレゼントした。感想を聞かれると「パトカーも手錠もとっても楽しかったですよ」と答えた。
102歳という年齢で、高齢者へギフトを贈り続けるシムズさん。同じ様に人を助けたいと願う人たちにこんなアドバイスをした。
「今やっていることを続けなさい。それが何であろうと止めてはいけません。地域の人たちを助けてあげてください。手を差し伸べ、話をする相手にとって、あなたがその日ただ1人の話し相手だということもありますから」
写真などはソースで
http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/03/102-year-gets-arrested-to-fulfill-bucket-list_n_12323982.html?utm_hp_ref=japan