横浜市神奈川区の大口病院で起きた“点滴連続殺人事件”が28日、急展開を迎えた。
この日までに捜査当局が同病院に勤める2人の病院関係者に任意で事情を聴いていたことが判明。
点滴袋のゴム栓に小さな穴を開け、そこから界面活性剤を投与するという手口からも内部犯行が疑われていた。捜査の範囲は日に日に狭まっており、容疑者逮捕のXデーは秒読みとの緊迫感が高まる一方、一筋縄ではいかない“ある事情”が浮上している。それは――。
「犯人の目星はついている」――。こう語るのは捜査関係者本紙の取材によれば、捜査線上に浮上しているのは2人の病院関係者。
そのうちのX氏は一部で「変わり者」と言われており、「極度の潔癖症。他人の使ったボールペンなども触れない。
かと思えば、患者が残した飲み物に口をつけることも…。寝たきりの患者に暴言を吐いて、注意されたこともあった」(事情通)という。もう1人のY氏は「ペットボトルの水に漂白剤を入れられた」などの“院内イジメ”に遭ったことがあるという。
「Y氏の言い分をうのみにすることはできないが、院内イジメの主犯はX氏だったと。両者の関係性が今回の事件にどうつながるのかは不明だが、当局は2人を別々に呼び出し、すでに任意で事情を聴いている」(同)
報道陣の間では、現場の雰囲気からも事態が動くのは時間の問題といった声が出ている。だが、現実は…。
「神奈川県警は張り切っているが、犯人特定につながる決定的な証拠が出ていないという情報もある」とは同事情通。
http://www.excite.co.jp/News/society_clm/20160929/TokyoSports_599138.html