馳前文科相、原子力規制委「血も涙もない」
[2016年9月29日23時7分]
馳浩前文部科学相は29日夜のBSフジの番組で、高速増殖炉もんじゅ(福井県)の廃炉を前提とした抜本的な見直しが決まったことに関し、
運営主体の変更を勧告した原子力規制委員会を「血も涙もない組織だ」と批判した。
もんじゅは安全管理上の不祥事が相次ぎ、規制委は当時文科相だった馳氏に勧告を行った。
馳氏は「物理的、技術力、費用、予算で可能な限度を超えた要求水準があった。ハードルを高くあげてほしくなかった」と恨み節を展開。
番組では1兆円以上の国費を投じた研究成果の評価も議論になり、「設計し、建設し、出力40%までだが動かしたことは大きな成果だ」と主張した。
一方、抜本見直しについては「最終的に経済産業省、外務省など(も加わり)総合的に政治的に判断された以上、従うのは筋だ」と述べた。
http://www.nikkansports.com/general/news/1717426.html