何もないスマホ「ノーフォン」に秘められた機能とは
クリス・シェルドン氏が何百人ものハイテク好きたちの前で、黒い袋から自社の新製品を取り出すと、聴衆からは「おおー」「ああー」という
感嘆ないし驚きの声が上がった。
同氏は今月カナダで開かれたテクノロジー・カンファレンスで、「われわれはノーフォン(NoPhone)史上、最も後進的なモデルを発表できる
ことを誇りに思う」と述べた。そもそもノーフォンというのは長方形のプラスチックで、スマートフォンのような外観をしているが、機能は一切なく、
何もできないものだ。価格は1台約10ドル(約1000円)で、過去2年間で1万台以上が売れている。
今回発表されたノーフォンの最新モデルはプラスチックのパッケージのみで、中には空気しか入っていない(つまり、空っぽだ)。
シェルドン氏とビジネスパートナーのバン・グールド氏(30)はこの新型を「ノーフォン・エア」と呼ぶ。
グールド氏は聴衆を前に「今回ヘッドホンジャックをなくした。他のものも全部なくした」とし、「この筐体には何も入っていないように
見えるかもしれない。だが、それこそが素晴らしい点だ」と話した。
続き
http://jp.wsj.com/articles/SB10367111121010623688804582326910629357258
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