米ニューヨーク(New York)マンハッタン(Manhattan)5番街(Fifth Avenue)の高級ブティック前で10日夜、ベールで顔を覆った英国籍の女性(35)が衣服に火を付けられる事件があり、警察が容疑者を捜索している。米国のイスラムコミュニティーは、高まるイスラム嫌悪に直面している。
被害にあった女性によると、歩いていたところ突然、シャツの袖に火を付けられたという。警察はヘイトクライム(憎悪犯罪)の可能性を視野に捜査をしており、12日には監視カメラが捉えた事件の画像を公開し、容疑者捜索への協力を市民に呼び掛けた。
被害女性に法的な支援を行っている米イスラム関係評議会のニューヨーク支部は、被害女性はヒジャブ(頭髪を覆い隠すスカーフ)を着用していたものの、反イスラム感情による犯行かどうかは分かっていないと述べている。
CAIRのザイナブ・チョードリー広報担当は「イスラム教徒がこの敵対的な政治情勢の中で、ますます危険にさらされやすくなっていることを示す、また一つの証拠だ」と語った。
http://www.afpbb.com/articles/-/3100932?act=all