大阪・堺市の公園の土の中から、有害な六価クロム化合物やシアン化合物などが検出されたことがわかりました。この公園はメッキ工場の跡地に隣接していて、近くの住民の中には目の痛みや、おう吐などを訴える人もいることから、市が関連を調べています。
堺市によりますと、先月29日、堺市堺区にある公園で、4か所から土壌を採取して調べたところ、有害な六価クロム化合物やシアン化合物などが検出されました。
このうち、六価クロム化合物は最大で国の基準の460倍の濃度だったということです。
この公園は、ことし5月に解体されたメッキ工場の跡地に隣接していて、近くの複数の住民が目の痛みや、おう吐などの症状を訴えていたことから、市が調査していました。
市は健康被害について、確認を進めるとともに、有害物質との関連を調べていて、今後、有害物質が含まれた土の撤去についても検討しているということです。
堺市公園緑地部の山上英信部長は「今後、原因の究明などを進めていきたい」と話しています。
ソース
公園の土から国基準超の高濃度の有害物質 大阪・堺 | NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160908/k10010676441000.html