動詞は日本語訳ではなくイメージでとらえる
あまり日常的に使わないような難しい単語、いわゆる「ビッグワード」に頼らず、手持ちの簡単な英単語で言い換えてみる。そうすれば、私たちの生活のほとんどは、基本的な「20の動詞」で言い表すことができる。前回の記事で、そうお話ししました。
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たとえば「get」という簡単な単語ひとつでも、実に多彩な表現ができます。このgetをはじめごく簡単な20の動詞を活用すれば、私たちの行動・思考などのほとんどを表現することが可能なのです。実際、ネイティブや英語上級者は、会話のほとんどをごく簡単なワードで行っているものです。
この基本的な「20の動詞」は、私がこれまで多くのビジネスパーソンに英語をレクチャーしてきた経験をもとに、ネイティブのベテラン講師とディスカッションを繰り返して選びました。「人間の行動」は主に5つに分類することができ、20の動詞は、その人間の行動原理に根ざしたものになっています。
①人が動く(get、go、come)
②人が何かを動かす、変化させる(put、have、take、give、turn、make、bring)
③人が何かを見たり、聞いたり、感じたりする(feel、think、hear)
④人が何かをやろうとする(keep、stay、try)
⑤人が他の人と何かをする(talk、tell、speak、meet)
特に動詞は感覚的にとらえるのが最適
どうでしょう。どれも中学生レベルで習った、ごく簡単なもの、「これなら覚えられそう」と思えるのではないでしょうか。
これらの動詞を覚えるうえで、ひとつアドバイスがあります。それは、「日本語訳」で覚えるのではなく、根本的な概念、つまり大きなイメージでとらえるということ。学校では「put=置く」というように日本語訳で覚えたかもしれませんが、特に動詞はそのニュアンスを感覚的にとらえるのが最適です。
たとえば「put」なら基本イメージは「(人やモノ、考え方を)変化させる」、「have」なら「自分のテリトリーに大事に置く」、「take」なら「自分の方に置く、選択して~する」といったイメージになります。
以下ソース
http://toyokeizai.net/articles/-/132085?display=b