浪岡中生自殺 転校検討もネット脅威で断念
青森市の浪岡中学校2年の女子生徒(13)が自殺した問題はこれまでに、遺族の主張や1日の市教育委員会の会見から、
女子生徒が昨年から断続的に無料通信アプリLINE(ライン)で嫌がらせを受けていた可能性が浮かび上がった。
父親(38)は取材に「今年5月に転校を検討したが、断念した。ネットで娘の悪口やうわさが転校先にも伝われば、逃げ場がないと感じた」と明かした。
市教委によると、1年生の昨年6月からラインで悪口を言われるなど、女子生徒本人や両親は同学年の生徒らとの関係について学校側へ複数回にわたり相談。
「進級時のクラス替えで配慮してもらったが、嫌がらせは4月のうちにまた始まった」と、父親は言う。
5月の大型連休明け。両親が転校を本格的に考え出した頃、女子生徒も「転校したいなあ」と切り出したという。
両親は手続きを調べ、隣の自治体の明徳、田舎館中など具体名を挙げながら約1週間、家族会議を続けた。
しかし結論は「今の学校で頑張る」だった。
「初めは転校で娘は助かると思ったが、同学年の生徒たちは近隣の他校生を含め広くネットでつながっていて、次第に、ラインやツイッターがある限り、逃げ場はないと感じた」と父親。
女子生徒も同じ考えに至ったという。
さらに女子生徒は、残される友人に嫌がらせが集中するのでは-として、「『自分だけ助かるなら転校したくない』とも言っていた」(父親)。
その後、何かあっても「大丈夫」と言うようになったという。
一方、学校側は6月、ラインに書き込んだ生徒を指導。市教委は会見で「7月の三者面談では(女子生徒側から)ラインについて気になる相談はなかった」としている。
いじめの有無や、自殺の背景を調べる市教委の付属機関「いじめ防止対策審議会」は7日、初会合を開く。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160905-05110312-webtoo-l02
結論 中学のガキにネット環境は不要