ゴキブリは外から病原菌を運んでくる
「害虫とは、人の生活に害を与える虫のこと。セーターに穴をあける繊維害虫、家を食べる家屋害虫、食品をむしばむ食品害虫、人に健康被害を与える衛生害虫に分類されており、ゴキブリは“衛生害虫”に該当します」と青木先 生。
ゴキブリはカビや細菌、ウィルスなどの病原菌を体の表面にくっつける、もしくはフンに含んで運びます。
また、ゴキブリがいることで、動悸や吐き気、不眠などの症状を訴える人も。「衛生」とは、“生命を衛る(まもる)”と書きますが、命までは脅かさなくても、ゴキブリは健康被害を及ぼすということには変わりないのです。
ゴキブリがキッチンを歩いたりフンをしたりすると、私たちが口にするものに病原菌がついてしまうかもしれません。
衣類、靴、バッグも注意!
ゴキブリは、生まれたときは無菌です。ただし、地中や下水などのジメジメした暗いところを好むため、そこで菌をもらってくるのです。
「ゴキブリはわざわざインターホンを押して玄関からやってくるわけではありません」と青木先生。ではどこから侵入してくるのでしょう。
■植木鉢
ベランダに出しておいた植木鉢や、花屋で買った植木鉢の土に卵を産みつけている可能性があります。植木鉢は暖かな日なたに置かれることが多いので、卵は快適な環境ですくすく育ちます。
■宅配便の段ボール
宅配便や通販会社などの倉庫にゴキブリがいて、段ボールに卵を産みつけている可能性があります。玄関で受け取ったら、キッチンに持ち込まず、できるだけ早く外に出してしまいましょう。段ボールに限らず、食品を運搬する発泡スチロールやビールケースも同様です。
以下ソース
http://toyokeizai.net/articles/-/133541?display=b