イランの検察当局が「死刑は薬物犯罪の抑制に効果がない」とする異例の報告書をまとめた。イランでは覚醒剤やコカインの所持は30グラムで死刑となり、死刑の7割が薬物絡みとされる。死刑の多さは国際的に批判されており、見直しにつながる可能性がある。
イランのタスニム通信が27日、報じた。報告書の担当者は「死刑によって違法に取引される薬物の量や種類は減っていない」とし、「長期の収監や重い労役の方が効果的だ」とした。
また、「死刑になるのはわずか…
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http://www.asahi.com/articles/ASJ8X5D50J8XUHBI00F.html