埼玉県東松山市下唐子(しもがらこ)の都幾川(ときがわ)河川敷で二十三日午前、同県吉見町の職業不詳井上翼さん(16)が砂利に埋まった状態で死亡しているのが見つかった事件で、二十四日未明、保護者に付き添われた少年一人が埼玉県警に出頭してきたことが、捜査関係者への取材で分かった。
井上さんの知人の少年が無料通信アプリ「LINE」で友人らに「人を殺してしまった」という趣旨の話をしていたことや、暴行を受けている井上さんを撮影した動画があることも分かり、県警は井上さんが知人らとのトラブルに巻き込まれたとみて、複数の知人らから事情を聴いている。
捜査関係者によると、井上さんの遺体が発見された後、県内の交番に中学生と高校生の二人が訪れ、「友人が人を殺してしまったと話している」と相談。二人の携帯電話には、井上さんと関係する少年と交わしたLINEの履歴があり、そこに「人を殺してしまった」という趣旨のやりとりがあった。
県警によると、井上さんの遺体は、発見当時は下半身と上半身の一部が砂利で埋まり、全裸だった。刺し傷などの外傷はなく、県警は二十四日午後から司法解剖して死因を調べる。
ソース
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201608/CK2016082402000226.html