今年6月にドゥテルテ大統領が就任したフィリピンでは、犯罪撲滅作戦で、多数の容疑者が殺害されている。これについて国連の機関が、「法で認められていない処刑だ」などと非難したことを受け、ドゥテルテ大統領は21日、国連からの脱退を示唆した。
フィリピンでは6月のドゥテルテ大統領の就任以降、治安改善に向け大規模な犯罪撲滅作戦が行われていて、麻薬事件の容疑者ら600人以上が警察などにより殺害されている。
これに対し国連人権高等弁務官事務所は、「法で認められていない処刑だ」などと非難していたが、ドゥテルテ大統領は21日、「内政干渉だ」と反論した上で、国連からの脱退を示唆した。
ドゥテルテ大統領「国連がそんなに無礼なら我々は脱退するだろう」
ドゥテルテ大統領は、大胆な言動で国内で高い支持を得ているが、行き過ぎた手法などに対しては批判の声もあがっている。
http://www.news24.jp/articles/2016/08/21/10338620.html