「Windows 10は最後のWindowsになる」とも言われる特別なOSで、Microsoftは旧OSからの無償アップグレードキャンペーンを大々的に行うなど、これまでになくその普及にいそしんでいます。しかし、そのWindows 10を普及させようとするMicrosoftのやり方に対して電子フロンティア財団(EFF)は苦言を呈しています。
~中略~
EFFは、一連のMicrosoftの戦略の中でも、2016年5月に現れたWindows 10への更新を促すポップアップ通知のウインドウを閉じるために「X」ボタンをクリックすると「同意」と解釈してWindows 10を自動ダウンロードするという手段に出た点について、「非常に欺瞞に満ちていた」と手厳しく批判してます。
◆ユーザープライバシーの軽視
EFFはMicrosoftのまずい対応は、お仕着せがましいWindows 10の無償アップグレードキャンペーンだけにとどまらないと述べています。Windows 10は前例にないほどのユーザーデータをサーバーに送信します。これは、WWindows 10がクラウドの利用を前提に常時インターネットに接続している環境を想定して設計されているからであり、代表的な新サービスに音声アシスタント機能「Cortana」が挙げられます。
Cortanaの機能を便利に思う人が一定数いるのは間違いのないところですが、Cortanaを利用するために送信される個人情報が、位置データ、テキスト入力、音声入力、タッチ操作、ウェブ閲覧履歴、ユーザー固有のテレメタリーデータなど多岐にわたることから、プライバシー保護との兼ね合いで、「Cortana機能を使わない」という道を選ぶユーザーも確実にいます。しかし、大きな問題は、Cortana機能をオプトアウトしたとしても、それでユーザーデータの送信がストップするという保証がないところ。Microsoftはユーザーデータは集約化・匿名化されていると述べていますがその方法について説明することがない、とEFFは批判しています。
全文はソース先にて
http://gigazine.net/news/20160818-eff-criticize-microsoft-windows-10/