苦労人オレグ・ベルニャエフ選手がどうしても勝たなければいけなかった理由
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この銀メダリスト オレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ ドネツク出身)は2014年11月に出場した世界選手権ドイツ大会以降、すべて優勝している伸び盛りの22歳。
しかし、分裂状態が続く祖国ウクライナからの支援は一切ない苦労人。劣悪な練習環境、支給される給料も月あたり約1万円という状況が続く中、オリンピックに出場していたのです。
多くのアスリートが国籍を変えて可能性を探る中、オレグ・ベルニャエフ選手にも好条件のオファーが届きます。しかし、彼は母国に残ることを決めました。理由は、母国には家族 親戚 友達がいるから。
ウクライナチームは、勝利を諦めていた団体戦ではオレグ・ベルニャエフ選手を2種目しか起用せず、この個人総合のために体力を温存させていました。
祖国の誇りを懸けて戦っていただけに、ラスト一種目での逆転は悔しかったはず。
それでも内村選手への尊敬の念は一切変わりませんでした。結果が出た後は内村選手とハグ。2人のライバル関係を象徴する、これぞオリンピックの光景でした。