7月の参院選比例代表で落選した民進党の藤川慎一氏の得票が岐阜県本巣市で0だったのは開票作業に疑義があるとして、同氏を擁立した産業別労働組合JAMに加盟する労組の組合員が9日、選挙結果無効を求めて東京高裁に提訴した。
訴状によると、同市在住の原告男性6人は7月2~10日に藤川氏に投票したが、同氏の得票は0だった。投票用紙の再点検を求めたが、市選管は「総務省の方針で訴訟にならない限りできない」と回答したとしている。
県選管によると、裁判所が訴訟審理に必要と判断した場合、投票用紙の再点検を市選管に命じることがあるという。
提訴後、岐阜県庁で会見したJAM東海の鈴木裕書記長は「選挙は民主主義の根幹を支えるもので、開票作業の正確を期してほしくて提訴した」と話した。
http://www.sankei.com/affairs/news/160809/afr1608090021-n1.html