NPO法人「日本トイレ研究所」が3月、全国の小学生4833人とその保護者を対象に、子どもの排便と生活習慣についてインターネットで調べた結果、5人に1人が便秘状態であることが分かった。
調査を監修した中野美和子・さいたま市立病院小児外科部長は「2割は多いなという印象です」と話す。
同病院小児外科には「排便外来」があり、便秘に悩む子どもたちが次々にやってくる。乳児から中学生まで、年齢もさまざまだ。夏休みを利用して治療を始める子も多いという。
3年前から通っている小学6年の女児(12)は、毎日排便はあったが少量で、おなかいっぱいに便がたまっていた。「気づかないで過ごしちゃったから、学校でぶっ倒れたの」。
別の病院に1年通ったがよくならず、専門的な診療をしているこの病院を紹介された。
治療では、座薬や浣腸(かんちょう)などを使って毎日しっかりと便を出すことで直腸を元の大きさに戻し、すっきり排便できる習慣をつくる。この女児も治療で格段によくなったという。
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http://www.asahi.com/articles/ASJ88226BJ88UBQU002.html?iref=com_apitop
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