自民党東京都連の石原伸晃会長(経済再生担当相)ら執行部5人が4日、都知事選大敗の責任を取って辞任する意向を示した。
選挙直後は進退を明確にしていなかったが、ようやくけじめを付けた。一方、党の方針に従わずに立候補した小池百合子都知事や支援者を除名するよう求める声があったが、二階俊博幹事長は小池氏との関係修復を優先。厳しい処分は見送る意向だ。
4日の都連会合では、石原氏のほか、幹事長の内田茂都議ら幹部が引責辞任する考えを表明。石原氏は出席した国会議員に「皆で一生懸命頑張ったが、結果が伴わなかった」と説明した。辞任は5日の会合で正式に了承する運び。
都知事選では、自民党衆院議員だった小池氏が都連の了承を得ないまま出馬。都連が擁立した元総務相の増田寛也氏を大差で破った。石原氏は2日の記者会見で、「知事選は党本部マター。責任者は(党)幹事長だ」などと発言していたが、3日に内閣改造・自民党役員人事が終わったことを受け、責任を明確にした。
一方、小池氏は4日、首相官邸と自民党本部を訪れ、安倍晋三首相、二階幹事長と相次ぎ会談。都政推進に向けた協力を求め、連携を確認した。選挙戦では自民都連を徹底批判してきた小池氏だが、記者団には「党本部とは戦っていない」と語り、政権との協調をアピールした。
ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160804-00000124-jij-pol