米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump) 氏と、イラクで戦死したイスラム教徒の米兵の両親との間で続いている非難合戦がきっかけで、合衆国憲法のポケット版や関連書籍が米国内で爆発的に売れている。
発端は先月28日、民主党全国大会でパキスタン系移民のキズル・カーンさんがイラクで死亡した息子ついて演説した上で、イスラム教徒の入国禁止を主張しているトランプ氏に「憲法を読んだことは あるのか」と憲法のポケット版を掲げながら批判したことだ。その後は両者の応酬が連日大々的に報道されている。
憲法のポケット版は、米インターネット小売り大手アマゾン・ドットコムのベストセラーランキングで、「ハリー・ ポッター」シリーズ最新作の演劇脚本「Harry Potter and the Cursed Child(ハリー・ポッターと呪いの子)」に次ぐ2位、米国史に限ったランキングでは1位となっている。ただし、アマゾンで1ドルで販売されている52ページのペーパーバックは、カーン氏が掲げたものとは異なる編集版のようだ。
憲法の関連書籍「USコンスティ テューション・アンド・ファシネイティ ング・ファクト・アバウト・イット」(合衆国憲法とそれに関する興味深い事実)を出版しているオークヒル・パブリッシングのキア・ウォルトン社長は AFPの電話取材に対し、同書が完売したと明かした。売り上げは加速度的に増えており、こうした状況は1993年の創業以来23年で初めてだという。
以下ソース
http://www.afpbb.com/articles/-/3096105?act=all