>>12
お魚の体の横にまっすぐのラインが入っているのをご存知でしょうか?
アジの開きなど干物を食べようとすると、皮の真ん中に硬いところが残っていたりするのが分かると思います。
あの部分、横側についている線なので「側線」ラテラルラインと呼ばれる感覚器で、先に答を言ってしまうと聞覚と同じセンサーを備えているのです。
お魚たちは体の側面に「耳」を持っている。その耳はダイレクトに様々な水の振動、つまり音を聞いている。また風のように訪れる水流の変化も感知する。
ここで重要なのは、個々のお魚がみな共通の海水の運動を聞いているということです。人間の聴覚では、海の水の代わりにリンパ液を「かたつむり管」という管の中に閉じ込めて、その水流・・・内なる海の響きを聞いている。
お魚の場合はそうではない。神経細胞がほとんどそのまま体の側面からむき出しになっていて、それが直接海水の動きをキャッチする。しかも全員同時に。そしてその結果反射的な行動を「同時に取る」。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47371