F1実力者エクレストン氏の義母誘拐、一家のお抱え操縦士を逮捕
http://www.afpbb.com/articles/-/3096014
【8月2日 AFP】ブラジル警察は1日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の商業面を統括するFOA(Formula One Administration)のバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)氏の義母が誘拐された事件で、首謀者とみられる男を逮捕した。逮捕された男は富豪として知られるエクレストン一家に雇われているヘリコプターの操縦士だった。当局者が明らかにした。
エクレストン氏のブラジル人の妻ファビアナ・フロシ(Fabiana Flosi)さんの母親、アパレシダ・シュンク・フロシ・パルメイラ(Aparecida Schunck Flosi Palmeira)さん(67)は7月22日に誘拐され、7月31日夜に大サンパウロ都市圏のコチア(Cotia)で行われた大規模な強制捜査によって救出されていた。その際に容疑者2人が逮捕された。シュンクさんにけがはなかったが、動揺している様子だったという。
サンパウロ(Sao Paulo)州保安局は、1日に逮捕されたジョルジ・エウリコ・ダシルバ・ファリア(Jorge Eurico da Silva Faria)容疑者は、「エクレストンさん一家の日課を把握し、誘拐を計画した」と述べた。同保安局によれば、ファリア容疑者は一家のお抱え操縦士で、ブラジルの地元メディアは同容疑者がエクレストン氏個人の下でも働いていたと報じている。
ニュース週刊誌「Veja」によれば、犯行グループは一家に3660万ドル(約37億円)相当の身代金を要求していた。しかし、サンパウロ州知事と警察の情報筋によれば、身代金は払われていない。(c)AFP/Natalia RAMOS