援交を「サイバー補導」 夏休み「周囲見守りを」
インターネット上で援助交際を持ち掛ける少女に身分を隠した警察官が接触する「サイバー補導」が全国で実施されている。昨年1年間に補導された18歳未満は前年の約2割増の533人。夏休みシーズンになり警察は「特に周囲の見守りが大切」と訴える。福岡県警の現場を通して親が知らない子どもの実態を取材した。
「昼ごろ え できるひと!」。今年に入り県警少年課の捜査員がインターネットの掲示板でこんな書き込みを見つけた。「え」は援助交際を指す隠語だ。
捜査員がスマートフォンで「何時ぐらい?」とメッセージを送ると、まもなく返事が届き「交渉」が始まる。少女が提示した条件は「1、5。ごむあり」。1万5千円で、性行為の際にはコンドームを装着してほしい、という意味だ。18歳未満への買春は児童買春・ポルノ禁止法違反で罰せられる。年齢を尋ねると「18!」。交渉の成立だ。
少女が待ち合わせ場所に指定したのは、福岡市内の住宅街の一角。捜査員が車の運転席で待つと、茶髪にハイヒール姿の少女が近づいた。目が合い助手席に乗り込む。
「本当に18(歳)?」と捜査員が尋ねると「ごめん、17(歳)」。この段階でも捜査員は身分を明かさない。5分ほど雑談を続け、やりとりしていた本人との感触を得た後、警察手帳を示す。表情を硬くする少女。「おかしいと思ったんだよね…」とつぶやく。以下ソース
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/337331
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http://www.saga-s.co.jp/images/article/2016/07/25/SAG2016072599000129_id1_20160725011515.jpg