死亡事故はパトカー追跡中に 当初は見失ったと発表
神奈川県伊勢原市で9日に乗用車が住宅のブロック塀に衝突し、運転していた大工の男性(27)が死亡する事故があり、
神奈川県警は21日、パトカーの追跡中に起きた事故だったと明らかにした。当初は「見失って追跡を打ち切った後に衝突した」と発表しており、説明を訂正した。
県警はパトカーに乗務していた第2交通機動隊の男性巡査部長(34)と男性巡査長(28)から事情を聴き、追跡が適切だったかどうかや事故との因果関係を調べる。
県警によると、9日午前1時55分ごろ、巡回中のパトカーが急に車線変更した車を見つけ、追跡を開始。車は赤信号を無視して逃げ、約1キロ先で住宅の塀に衝突した。
県警は同日、事故の概要を発表し「不審車を見失い、追跡を打ち切った」と報道機関に説明。その後、現場付近の防犯カメラにパトカーが直前まで
車を追う様子が写っていたことが判明した。
巡査部長は「交差点を左折した際に見失ったので、打ち切ったという認識だった。直後に似た車を発見したので、また追跡した」と説明している。
http://www.nikkansports.com/general/news/1682234.html