東芝の不正会計問題で、旧経営陣の刑事告発に向け調査している証券取引等監視委員会が、15日に予定していた「取引の違法性に関する見解の公表」を急きょ中止したことが、関係者への取材でわかりました。
東芝の不正会計について、監視委員会は、「歴代3社長ら旧経営陣がパソコン事業の取引で利益水増しを主導した粉飾決算の疑いがある」とみて、刑事告発を視野に調査を続けています。しかし、告発を受ける東京地検特捜部は「取引が実在していて、個人の刑事責任を問うのは難しい」との見方で、意見が対立しています。
監視委員会は15日にも「東芝の不正会計は金融商品取引法に違反する」との見解を公表する方針でしたが、当日になって急きょ取りやめたことがわかりました。監視委員会と検察が対立しているとみられることへの影響などに配慮したものとみられます。
ソース
東芝不正会計、監視委が見解公表を中止(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160715-00000088-jnn-soci