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情況の囚人 ― 1971年”スタンフォード監獄実験”とは
http://x51.org/x/06/04/2439.php
博士らが実験から得たひとつの結論とは、即ち、人はある集団や、環境、社会的情況下において、”驚くべき迅速さ”でその中に適応しようとし ― あたかも情況の囚人として ― その役割を自ら演じてしまうということであった。
事実、実験開始前、全く”正常”であった囚人側被験者達は、精神的に衰弱すると、すぐに卑屈に、服従的になり、心身共に監獄の中に捕らえられてしまった。そして同じく”正常”な看守側の人々もまた、囚人達の暴動を警戒するあまり、権力を必要以上に誇示し、囚人の衰弱ぶりにも気を留めず、支配者として加虐的にエスカレートしていったのだ。