中国外相「判決、拘束力ない」=仲裁裁判めぐり米国務長官と協議
【北京時事】中国外務省によると、王毅外相は6日、ケリー米国務長官と電話協議し、南シナ海をめぐる仲裁裁判について意見交換した。
王外相は12日に出される仲裁裁判の判決が「法律と事実を無視しており、拘束力がない」と主張。「仲裁裁判の茶番は終わりにすべきだ」と訴えた。
王外相は米国に対し、領有権問題で中立的な立場を維持するよう求めるとともに、「言行を慎み、中国の主権と安全上の利益を損なう行動を取るべきではない」とけん制した。
ケリー長官は関係国が自制すべきだとの考えを示したという。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070700209&g=int