「わき汗」が気になり、つり革恐怖症になる女性が急増している 新手の制汗剤が続々登場 汗取り機能付きインナーも…
薄着となる夏は、洋服の「汗染み」が気になる季節だ。「満員電車でつり革がつかめない」「暑いのにジャケットが脱げない」…。
女性の社会進出に伴い、わきの下にかく「わき汗」を気にする人が増え、制汗剤やパッド付きの肌着などの対策商品が人気となっている。
つり革につかまるのが怖い
「夏は毎朝、シャワーを浴び、制汗剤をしっかり塗るのが日課」。
東京都世田谷区の女性会社員(39)はこの季節「満員電車に乗るのが怖い」という。
徒歩5分ほどの最寄り駅に着くころには、汗でびっしょり。わきの下に汗がにじみ、人前で腕を上げるのがはばかられるからだ。
「取引先との会食では、わきの下にパッドが付いた服を着るようにしています」
わきの下は汗腺の数が多く、汗をかきやすい場所の一つだ。人間の体は、体温が上がり過ぎることを防ぐため、必要に応じて汗をかき、汗の蒸発によって熱を発散する。
また、緊張やストレスも発汗の原因となる。
多汗症の治療を手掛けるNTT東日本関東病院(東京都品川区)ペインクリニック科の安部洋一郎部長は「女性の社会進出に伴い、汗を気にする人が増えてきた」とする。
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http://www.sankei.com/premium/news/160705/prm1607050002-n1.html