戦闘機シミュにてベテラン空軍パイロット対AI=人間ボロ負け #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2016/07/01(金) 16:25:22.24 ID:VpOqBDZN

戦闘シミュレーションは2機の戦闘機を従える青チームと、4機の戦闘機で青チームを迎え撃つ赤チームに
分かれて行われ、人工知能のALPHAは赤チームの戦闘機の操縦を担当。
青チームの1機はリー氏が操縦を、もう1機はアメリカ空軍研究所が開発した人工知能が操縦を担当しました。

戦闘シミュレーションでリー氏は何度トライしてもALPHAに撃墜されてしまったそうです。
リー氏は、アメリカ空軍時代に何百もの戦闘機に搭乗し、かつ、戦闘機の自動操縦プログラムを相手にした
戦闘シミュレーションを何度も経験しており、経験豊富なベテランパイロット。
しかし、ALPHAとの対戦の後は負けを認め、「ALPHAの危険察知能力や反応は驚くべきレベルでした。
こちらの意図に気づいているように見えたし、私の操縦の変化にすぐに反応していたように思えます。
また、ALPHAは必要に応じて攻撃と防御を切り替えていましたよ」とALPHAを称賛するコメントを残しています。

リー氏によれば、人工知能やプログラムが操作する戦闘機は実際の戦闘レベルのスピードに付いていくことが
難しく、経験豊富なパイロットを相手にすると頻繁に撃墜されてしまうそうですが、
ALPHAはリー氏に撃墜されるどころかリー氏を何度も撃墜したくらいで、従来の戦闘機向け人工知能よりも
優秀だと感じたとのこと。

人間相手に勝利を収めた人工知能のALPHAは、ファジィ論理のアルゴリズムの一種である
遺伝的ファジィツリーという意思決定システムに基づいた行動を実行するとのこと。
この意思決定システムは、「1m右へ寄ってください」という具体的な命令ではなく、「もう少しだけ右へ」
「ものすごく高い高度を保つ」などといった曖昧な命令に対応できるアルゴリズムを採用していて、
戦闘機の空中戦では人間と同じレベルの問題解決能力を発揮できるそうです。

しかも、意思決定を下すスピードが恐ろしく早く、今回のシミュレーションでは、まばたきより短い1ミリ秒という時間で
4機の無人戦闘機がどのように飛行するのかを決めていたとのこと。
また、ALPHAはたった500ドル(約5万1000円)で組み立てられたというデスクトップPC上で動作しており、
安価なシングルボードコンピュータのRaspberry Pi上でも動作可能で、安価で高いレベルのパフォーマンスを
発揮できるのも注目すべきポイントです。

http://gigazine.net/news/20160630-ai-fighter-pilot-win/

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