アルビン・トフラー氏が死去 87歳、「第三の波」
本格的な情報通信社会の到来に先駆け、電子メールの普及や既存の価値観の揺らぎなどを予測、1980年に脱工業化社会の近未来を描いた「第三の波」がベストセラーとなり世界で最も有名な未来学者の1人だった米国のアルビン・トフラー氏が27日、米ロサンゼルスの自宅で死去した。87歳だった。自身が創設者の「トフラー・アソシエイツ」が29日発表した。死因は明らかにされていない。
28年、米ニューヨークに生まれた。ニューヨーク大卒後、オハイオ州で工場労働に従事、組合運動などにも携わった。組合の機関紙記者を経てフォーチュン誌に寄稿するようになった。
60年代に情報機器企業で働いた経験を基に70年「未来の衝撃」を出版。情報化社会の到来により、信仰や家族など既存の価値観が揺るがされると予測し、50カ国以上で読まれる大ベストセラーとなった。
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