国の税収、昨年度56・3兆円…見積もり下回る
2016年06月29日 17時30分
2015年度の国の税収(一般会計分)は約56・3兆円となり、財務省の今年1月時点の見積もりを1000億円程度、下回る見通しだ。
実績が見積もりを下回るのはリーマン・ショックのあった08年度以来、7年ぶり。年明け以降の円高で、輸出企業を中心に業績が伸び悩み、法人税収が想定より低迷した。円高の影響は、アベノミクスで順調に増えてきた税収にも及んできた。
ただ、14年度からは約2・3兆円増加し、バブル経済期の91年度(59・8兆円)以来、24年ぶりの高い水準となる。
1月の見積もりと比べると、景気に左右される法人税収が11・7兆円から9000億円程度も下ぶれしたとみられる。財務省は慎重に見積もりを出しており、実績が大幅に下回るのは珍しい。
(全文は以下より会員記事)
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160629-OYT1T50000.html