韓国が禁輸継続、生産過剰のホヤ1万トン処分へ
全国一のホヤの産地・宮城県産のホヤが生産過剰となっている問題で、県漁協は29日、女川町など県内4か所でホヤの処分に向けた水揚げを本格的に始めた。
処分量は計約1万トンになる見込みで、これまでにない大量処分。
東京電力福島第一原発の汚染水漏れを理由に韓国が禁輸を続けており、販売先が確保できないためだ。
損失は10億円以上となり、県漁協は東電に損害賠償を請求する方針。
女川町の竹浦漁港では、地元漁師ら17人が、水揚げされたばかりのホヤ約10トンをトラック1台に積み込んだ。
水産加工場の冷凍施設で保管し、7月中旬以降、処理施設で肥料などに加工し、再利用を目指す。
県内ではこの日だけで計約50トンが冷凍保管される。県漁協は9月末までに処分を終えたいとしている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160629-OYT1T50156.html