東京・品川区の運河でスーツケースに入った女性の遺体が見つかった事件で、司法解剖の結果、女性は死後4日から7日経っていることが新たにわかりました。
運河の水面に浮かび、ビニールひもで巻かれた不審な黒い物体。27日午後1時半頃、品川区の京浜運河で船を操縦していた男性から届け出がありました。
「スーツケースが浮いている」
警視庁の警備艇が駆けつけたところ、縦70センチ、横50センチ、幅が30センチの黒いスーツケースが浮かんでいて中から遺体が見つかりました。
現場は品川区の東京湾につながる京浜運河で、東京モノレール・天王洲アイル駅から北東におよそ200メートルの船着場の近くです。
「水面から何か一部顔を出しているような感じ。近くに寄ったら水面下に大きなものが見えた。それがスーツケースのように見えると思った」(目撃した人)
27日午前11時に客船が船着き場を出港した際、スーツケースはありませんでしたが、午後1時半に帰港した際見つけたということです。
警視庁によりますと、遺体は30代から40代くらいの女性とみられ、髪の毛は茶褐色でピンクのキャミソールに水色のハーフパンツ姿、靴は履いておらず、膝を抱えた状態だったということです。目立った外傷はありませんでしたが、その後の取材で女性は身長160センチほどで太ったりやせたりはしておらず、国籍は不明で、死後、4日から7日経っていることが新たにわかりました。また、スーツケースは鍵がかかっていない状態で中には水が入り込んでいました。
司法解剖の結果、女性の死因はわかりませんでしたが、警視庁は身元の確認を急ぐとともに死体遺棄事件として不審な人物や車の目撃情報がなかったか詳しく調べています。(28日17:42)
ソース
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160628/Tbs_news_62545.html