陸自の無人偵察機が訓練中に行方不明 福井、美浜沖
陸上自衛隊中部方面総監部(兵庫県伊丹市)は21日、ヘリコプター型の無人偵察機1機が福井県美浜町沖で飛行訓練中に行方不明になったと発表した。2007年度の導入以来、陸自の無人機が行方不明になるのは初。被害の情報は入っていないという。陸自は約40人で捜索を続けるとともに、原因を調べている。
陸自は無人機を遠隔地の画像を収集するために使っているが「機密保持のため」として、大きさや重さなど詳細を明らかにしていない。陸自から事前に海岸の使用申請を受けた福井県によると、全長3メートル程度とみられる。
陸自によると、訓練していたのは滋賀県高島市の今津駐屯地の部隊。飛行訓練は毎月実施しており、この日は午前9時から沖合の海上を飛行していたが、約75分後に位置を把握できなくなった。
事前連絡を受けた美浜町によると、訓練は5~6月に計10回実施する予定だったという。町は関係区長3人にのみ事前周知していた。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016062190231838.html